反五輪の会 NO OLYMPICS 2020
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<声明>新国立競技場建設計画の最大の問題点は都営「霞ヶ丘アパート」の立ち退きです。

 2020年東京オリンピックのメインスタジアムとして新築される新国立競技場について、独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下JSC)は現在、ザハ案をもとに基本設計に着手、7月に解体工事を始めると公言しています。
しかし、この新国立競技場建設計画には、大きな問題点があります。
それは、隣接する都営「霞ヶ丘アパート」の立ち退きです。

1、住民無視の決定プロセス
 霞ヶ丘アパートの立ち退きは、住民にとって「寝耳に水」な出来事でした。
 「霞ヶ丘アパート」が新国立競技場の関連敷地に含まれることはJSC主催の2012年7月13日第2回有識者会議で決定されたことになっています。
 この決定は、都営住宅を管轄する東京都都市整備局ですら関知していなかったと公言しています。
 2012年7月20日に発表された新国立競技場のデザインコンペ募集要項には「関連敷地」に公営住宅が現在建てられていることの記載や配慮はありません。
 そして、住民に対しては、7月20日の前日に突如として「移転していただかないとならないことになりました」とのビラがまかれ、その後に説明会を都やJSCが1回ずつ行っただけで現在に至っています。

2、コミュニティの破壊
 2013年に「早期移転」という名称で、霞ヶ丘アパートから新宿区内の3つ都営住宅に30~40世帯が転居しました。残る150~170世帯を他の2つの都営住宅に移転させるというのが都の計画です。
 そもそも、霞ヶ丘アパートは1964年東京オリンピック時に建て替えられ、その当時、施設や道路整備により移転を強いられた人も入居しています。
 住民は複数箇所に分散することになり、50年間培ってきた生活のつながりは壊されることになります。また、住民の6割は65才以上の高齢者であり、長年親しんだ環境を離れることは非常に大きい不安と負担を強いることになります。実際に、お会いした住民たちからは「ついの住処を奪われるとは思わなかった」という声をよく聞きます。

3、巨大イベントの優先
 JSCが計画を急いだ理由は、2019年のラグビーW杯開催とオリンピック東京招致がありました。2019年のW杯を8万人規模の競技場で行うには、2013年春から設計を行う必要があり、また五輪招致には2013年1月の立候補ファイル提出までにオリンピックスタジアムの絵(デザイン)を描く必要があったわけです。
 ちなみに、JSC理事長の河野一郎が理事であるラグビーフットボール協会の理事長、及びオリンピック組織委員会会長は、同一の森喜朗元首相です。
 霞ヶ丘アパートの立ち退きは、そのような巨大イベントの都合を一方的に優先するものです。

4、再開発での排除
 新国立競技場の建て替えにあたっては、風致地区である競技場を含む神宮外苑全体の都市計画が変更されました。これは、他のスポーツ施設の建て替えや、JSCが新たに入る地上80mのビルの新築、青山通り沿いの再開発のためです。
 また、「青山劇場、赤坂から渋谷まで、この国立競技場を中心とした一大エンターテインメント拠点」「ブロードウェイを超えるような地域開発」(第二回有識者会議)という言葉も飛び出しています。
 同地域の巨大再開発の目論見において、それに沿わない霞ヶ丘アパートの立ち退きは強いられています。
このような動きが、2020年東京オリンピックによって加速されるのは明らかです。たとえば、2008北京や2012ロンドンでは貧しい人々が住む地域を狙い撃ちして再開発が行われ、2016年開催予定のブラジル・リオデジャネイロ市でも10万人もの住民が追い出されようとしています。
 オリンピックなどでの都市再開発は、為政者や大企業が利権を得るために行うものです。
 一部の人の利益のために、低所得層の人々の犠牲が強いられることを認めることは出来ません。

5、公共住宅の軽視
 今回の計画によって、低所得層の公営住宅とその敷地が、スポーツ施設の拡大と都市計画によって失われようとしています。今後、都が霞ヶ丘アパートの住民を移転させる予定の都営住宅にしても、建て替え後の戸数は現在と同じです。石原都政以降、公営住宅の新設が行われていませんが、応募倍率の高さからしても、低廉な公営住宅新設・増設は、人々の願いであり時代の要請です。
 それにも関わらず、都は今回の立ち退きを「国策」と称して、住人の声を圧殺しようとしています。

6、移転の必要性のなさ
 現在、新国立競技場に対する批判の声が各方面からなされ、床面積の2割削減が2013年11月末に発表されました。競技場は明治公園(霞ヶ丘広場)の一部までになり、霞ヶ丘アパート敷地まで延びていた立体通路が削られました。また、新築ではなく現国立競技場の改修案も強く提起されています。霞ヶ丘アパートについても、現在の取り壊しありきの計画は見直すべきです。

私たちは、以上のような理由で、新国立競技場計画の最大の問題点は「霞ヶ丘アパート」の立ち退きにあると考えます。より多くの人の注目を求めます。

                                         

『都営霞ヶ丘アパート住民Jさんが語る「霞ヶ丘町での暮らし」 』、パンフレットできました

当ブログにて公開中の
『都営霞ヶ丘アパート住民Jさんが語る「霞ヶ丘町での暮らし」』、パンフレットできました。
お近くの反五輪の会メンバーにお声かけください。カンパ100円にてお分けしています。


ダウンロードもできます。PDF版(35MB 16ページ : モノクロ)
URL  http://xfs.jp/yfg0Qh
PDF版をご利用の方も、よかったら、100円カンパをご送金いただけたらうれしいです。

カンパ口座; 
 みずほ銀行 店番号075
口座番号2936242
 名義 ハンゴリンノカイ

電子版はこちらです
都営霞ヶ丘アパート住民Jさんが語る「霞ヶ丘町での暮らし」
 (前編)http://urx.nu/7LlR
 (後編)http://urx.nu/7LlS

都営霞ヶ丘アパート住民Jさんが語る「霞ヶ丘町での暮らし」(後編)

●霞ヶ丘アパートでの暮らし
———霞ヶ丘アパートはいつ入居という形ですか?

40年の12月でした。たしか。はい。

―――Jさんが入居されたときはアパートはすでに完成形になっていましたか?

いいえ、できておりませんでした。まだ将校宿舎があったからなあ……2年ぐらい後だと思います。全部完成したのは。

———マーケットのお店をやることになって、マーケットの上に住まわれたんですか?

はい、そうです。

———お部屋の間取りというのはどんな感じですか?

6畳、4畳、台所が6畳、トイレが1畳、2DKです。あとはベランダがちょっと広くなっていますけれども。

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都営霞ヶ丘アパート住民Jさんが語る「霞ヶ丘町での暮らし」(前編)

2020年東京オリンピックのメインスタジアムとして新築される新国立競技場の計画が、現在、その大きさやデザインをめぐって大きく揺らいでいます。明治神宮外苑の風致地区としての歴史的な景観やその莫大な建築費用をめぐって強い批判の声が挙がっています。

一方で、新国立競技場の建設計画によって、すでに立ち退きが強制されている明治公園に隣接する、都営「霞ヶ丘アパート」については、そのような議論から置き去りにされている感があります。

しかし、この計画の最大の問題が「霞ヶ丘アパート」の立ち退きにあると私たちは考えます。

この立ち退きは、昨年7月の新国立競技場デザインコンペの中で発覚しました。デザインコンペは言うまでもなく、住人に向けたものではなく、また募集要項の中でも「関連敷地」という間接的な表現で表され、そこに都営住宅があることの記載はありません。

その後、形だけの説明会を都や日本スポーツ振興センター(JSC)が行いましたが、住人の意向を無視した不当なプロセスでこの計画は進められています。

現在、既存の3つの都営アパートへの移住が決定され、霞ヶ丘アパートの住人は計画発覚時の約半数、ほぼ150世帯に減っています。

霞ヶ丘アパートは、1964年東京オリンピックにおける国立競技場の改築や明治公園(霞ヶ丘広場)の創設、周辺の道路の新設・拡幅の立ち退きが行われる中で、現在の形に建て直されました。

それから50年、霞ヶ丘アパートは住人たちの手によって自らのコミュニティとして作られてきました。

しかし現在、オリンピックによって人々の生活とつながりが踏みにじられています。

私たちは、今後何が出来るのか考えるためにも、まずは、霞ヶ丘アパートについて知りたいと思い、<話をきく会>を企画しました。

お話をお願いしたJさんは、霞ヶ岳町に生まれ、64年オリンピックの立ち退きによって、霞ヶ丘アパートに転居し、アパート内のマーケットで小売業を営みながら、現在も霞ヶ丘アパートで生活をされています。

<話をきく会>では、子供の頃の話しや、霞ヶ丘アパートが出来た頃の話し、そこでの生活、今回の計画について思うこと、などについて、なごやかな雰囲気の中で20名ほどの参加者に話していただきました。

Jさんからお聞きした話しを編集し前編後編2回に分けて掲載します。

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OLYMPICS KILL THE POOR : WE DON’T WANT THE 2020 OLYMPICS IN TOKYO

NO TOKYO 2020

“OLYMPICS KILL THE POOR”  HanGorin No Kai

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WE DON’T WANT THE 2020 OLYMPICS IN TOKYO

https://twitter.com/hangorinnokai

https://twitter.com/hangorin_demo

https://www.facebook.com/page.no.olympic2020

in English  ↓

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2016夏季五輪開催地、リオデジャネイロ(ブラジル)が大変なことになっている

今年2014年にサッカーW杯が、2016年に夏季オリンピックが開催されるブラジルの大都市・リオデジャネイロ Rio de Janeiro で、公共料金の値上げなどに端を発した大規模な抗議デモが頻発しています。
反五輪の会では、リオの状況がどうなってるのかどうしても知りたくて、以下の記事をポルトガル語→英語に自動翻訳→日本語 に翻訳してみました!

A favela, os megaeventos e as manifestações no Rio de Janeiro|O Cidadão
Publicado em 17 de novembro de 2013 por Redação

http://jornalocidadao.net/?p=211

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台湾から NoTokyo2020 連帯メッセージ!

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Don’t evict the poor in Japan! NO Olympics Tokyo 2020

なんと、台湾のホームレス支援団体から、連帯メッセージ画像が届きました!

當代漂泊 LINK

當代漂泊は、台北でホームレスを排除する行政などの動きに対して、女の人ふたりが中心になってアドボカシーの活動を行っているNGOとのこと。行政による公園の野宿者や野宿の人たちの荷物を排除する目的の「清掃」に抗議して止めさせたり、公園や公共空間においてガードマンに不審者の排除の権限を与える条例案を廃案にさせたりしています。

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2月7日 No Tokyo 2020 stands with No Sochi 2014 アクション &「新宿アルタ前・都知事選まきぞえ演説会」

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1月23日火蓋が切って落とされた東京都知事選。各候補のオリンピック施策を品評してやろうと新宿アルタ前に繰り出しました。街は選挙一色、、、では全くなくて、選挙演説もなければ候補者名を繰り返す選挙カーも走ってません。本当に選挙やるのか?

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NoTokyo2020 stands with NoSochi2014 !!

NoTokyo2020 stands with NoSochi2014 !!

2014ソチ五輪に抗議する世界中のみなさんに、2020夏季五輪開催地である東京より、連帯のご挨拶

ENGLISH →http://urx.nu/72af


2014ソチ五輪に抗議する世界中のみなさんに、2020夏季五輪開催地である東京より、連帯のご挨拶を送ります。

ソチ五輪は、かつて帝政ロシアが先住民のチェルケス人を虐殺した土地に、史上最高の費用を投じて行なわれると聞きました。
五輪開催によって、約2000人の住民が立ち退きに遭い、とてつもないレベルの環境破壊が行われ、ロシア全土で、性的少数者の人々に対する抑圧や政治弾圧、五輪テロ対策による人権侵害が起こっていることに、私たちもまた怒りと悲しみを禁じ得ません。

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No Tokyo 2020 stands with No Sochi 2014 !! 

NoTokyo2020 stands with NoSochi2014 !!

To the people around the globe fighting against the 2014 Sochi Olympics, we send you a message of solidarity from Tokyo, a host city of 2020 Summer Olympic Games.

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2月7日「新宿アルタ前・都知事選まきぞえ演説会」

都民を巻き添えにした一大愚策・東京オリンピック。

反五輪の会の弁士たちが演説会・座談会に立ち上がった。
ソチ五輪開会式も開かれるこの日、各候補のオリンピック政策をなで斬り・試し斬り・真空斬り。
何より、マキゾエにならないために、マキゾエにしないためにも、必見。


2月7日(金)19時から新宿アルタ前
*雨天中止

主催・問合:反五輪の会hangorin2020@gmail.com

反五輪の会 声明 「 五輪へ、虚飾決算の夢。」

五輪へ、虚飾決算の夢。

youtu.be/FuBkct7OnM0

 私たちは、2020の東京五輪開催に反対してきた有志の集まりです。
 昨年暮れに噴き出した「都知事の五千万円問題」について、都議会で徹底追及されぬまま、今世間の目は、都知事選へと移りつつあるようです。しかし私たちは、この疑惑、不正をめぐる流れについて、釘をさしておかねばと考えます。猪瀬氏及び徳洲会グループによってもたらされた都政への不信や危機は、オリンピック推進の立場、五輪イメージを大きく揺るがし、依然その余波、延長線上にあるといえます。

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寒空に放り出された2013-14渋谷・越年越冬にて、東京オリンピックを語り合う

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 都内有数の繁華街・渋谷は、代々木競技場や新設される新国立競技場(問題多々)からもほど近い、都内最大の五輪レッドゾーンです。桑原敏武・渋谷区長は、2020東京オリンピックの開催決定を受けて、「開発のスピード化」や美化運動の推進を公言【URL:渋谷区議会定例会】、渋谷区役所庁舎や、渋谷公会堂を建て替える等の報道もあります。
 渋谷はただですらここ数年、宮下公園、美竹公園といった街の中心部にある「公園」が封鎖され、行政代執行が強行され、そこに住んでいるひとたちが追い出されるといった事件が相次いでいます。

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反五輪の会 声明「五輪へ、虚飾決算の夢。」