反五輪の会 NO OLYMPICS 2020
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【投稿】 行政の「五輪盛り上げイベント」、どんな感じ!?

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2020年の東京オリンピック・パラリンピックは2020年。開催まではまだ6年あるわけですが、実は私達の気づかないところで、行政やJOC(日本オリンピック委員会)などによって実に様々な「開催盛り上げイベント」が行われています。


特に行政機関の催しは全く税金によって行われているわけですから、その中身はとっても気になるところ。果たして「お役所」は、「五輪反対」の声を真摯に聞いてくれるのでしょうか?っていうか、一体どんなイベントに、どんな人達が参加しているのでしょうか?

今回は、9月.9日に亀戸スポーツセンターにて行われた「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック」に参加された方からの報告です。

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会場のスポーツセンターには、外に案内?警備?の関係者が10人近く、中に入ると3~4人、2階の会場入口に10人前後と、ムダに人が多いのが印象的だった。


受付時間の6時半~7時半の間に入るようになっているが、6時半前に大勢来て、7時を過ぎると新しく入ってくる人はぽつぽつという感じだった。


参加者は総計250名前後。10箇所のブースにそれぞれ区議・区役所幹部・記録係が陣取り、参加者は時間帯とブースの場所を指定されて、15分交代で4回聞き取りが行なわれた。1箇所のブースに市民が5~7人ぐらい。


待合スペースでは、市川崑監督の「東京オリンピック」のビデオが流され、64年五輪の名場面などがパネルになって並んでいる。とくに目を引くものはないが、「競技場マップ」(パネル・プリント)をみると、物議をかもした「葛西臨海公園」がカヌー(スラローム)、汚染がひどいお台場海浜公園がトライアスロン、既存施設活用の声が上がっている水球が新設予定の「ウォーターポロアリーナ」になっている。


「夢の木」の寄せ書きは、木の葉の形のシールに自分の声を書いて、大きな紙に描かれた「夢の木」の枝に貼っていく、というもの。私は「霞ヶ丘アパート追い出しやめて!」「待合で招致プレゼン映像流したら?汚染水コントロールされてる?」「選手強化より、小児医療強化で子どもに笑顔を」と3枚も貼り付けてきてしまいました。


他の方のを見ると、批判的なものは全くなく、「パラリンピックをテレビ中継しよう」「下町のおもてなし」「オリンピックは祭りだ」「交通機関の輸送能力向上」「水上交通の活用を」「亀戸地区にもオリンピックの活気を!」などなど。


参加者の年齢は、やや中高年が多く、10代以下はほとんどいなかった。車椅子の方が2~3名、視覚障害者の方も参加していた。地元のスポーツサークル?が10数人、そろいのシャツで来ていた。日本舞踊?サークルの初老の女性3名ほどが揃いの踊り衣装姿で来ていたり、近所同士で来ている雰囲気の女性たち、亀戸スポーツセンター利用者のような方も。


私が案内されたのは3巡目の第三ブース。江東区側は区議、江東区幹部職員、それから記録係の3名。案内されたのは私を含めて男性1名、女性4名の5名。トップバッターの男性は自分で略案を作ってきていて、それを江東区側に渡して概要を説明。おもてなしの仕方、交通機関の整備など、目新しいものはない。

 
二人目の女性は中学生のわが子が2020年には大学生となり、どのようにオリンピックと関われるか、一生の思い出になるので、ボランティアなどの形で関われるとよい、という話。小学校段階から英語が導入されるので、オリンピックとの関わりを視野に入れた内容(日常会話など)で、ゆくゆくはボランティアができるようになるとよい、という話も。


もう一人の女性も中学生の子どもがいるとのこと。外国人が一般家庭に1泊する「ホームステイ」ではなく、夕食だけを共にする「ホームビジティング」を行なえば国際交流のハードルが下がるのでは、実際に「ホームビジティング」の活動をやっているNPOがあるので、そこと連携することも考えても良い。それから、江東区は南北の交通網が弱いので、改善するとよい、という意見。


私は4番目で、江東区内で働いていて、肌で感じるのは高齢の方が多いこと、また団塊の世代が2020年になると70歳を越し、リハビリや高齢者向けの健康維持運動の需要が増すこと、若い世代で言えば、区内の中学生の4割が就学援助を受けている状態で、江東区を含む城東地区の貧困問題は深刻だということ、放射能関係ではタンポポ舎のデータを持参し、江東区内で2013年の段階で土壌1kgあたり460ベクレルという数値が出ている場所がある(このデータは区側に渡しました)こと、江東区の状況はこのように、たいへん厳しいものであるので、オリンピックは返上すべきだと考えている、と申し上げました。


最後の女性は、一生に一度のことなので、思い出に残るオリンピックを期待する、と言っていました。


江東区側からは、教育長が「江東区学びスタンダード」の取り組みを始めているところで、英語について言えば、江東区の良さを英語で伝えられるように、という目標を掲げている、という意味のことを言っていました。

次回は10月24日(金)有明スポーツセンターにて。
(チラシはコチラから)

(報告 R)

【報告】 シンポジウム「人を喰う都市再開発~オリンピック、W杯などのスポーツイベントによる排除~」

7月19日、反五輪の会初のシンポジウム「人を喰う都市再開発~オリンピック、W杯などのスポーツイベントによる排除~」を開催しました。ゲストになんと、ブラジルから都市計画問題のエキスパート、ラケル・ロニックさん が参加!

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ロニックさんは横浜で開かれた世界社会学会に出席するためこのたび来日。2010年サッカーW杯開催地・南アフリカで現地視察を行うなど、国際スポーツイベント開催による開発問題や住民への影響について、おそらく世界でもっとも詳しい研究者。ブラジルではロニックさんの講演会に5千人も集まるらしい!

この日は朝から雨模様、会場の浅草聖ヨハネ教会には、私たちの宣伝不足で50人ほどの参加でしたが、直前の7月13日に終了したばかりのブラジルFIFAワールドカップへの抗議運動のこと、2016年にオリンピック開催が決まっているリオデジャネイロの様子など、スライドをまじえてのロニックさんの熱いトークにつぎつぎ質問の手が上がり、会場は時間ギリギリまでおおいに盛り上がりました。

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以下はシンポジウムに参加したHさんの感想です!どうぞお読み下さい。

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 ■Hさんの感想

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ちょっとした異空間、といった感じ、蔵前の教会、そこそこの入りであろうか。私自身は40分以上遅れてしまい、とりあえず、ロニックさん作成カラフルなパンフを見て、溶け込もうとする。

察するに、竪川カフェでのフェリッペさんの話でもいわれていたところだが、リオデジャネイロ特有の、ファベーラの排除と開発の条件が他都市と比較される。

サンパウロ等では都市の核・オフィス等と貧困層がいるファベーラは30キロ以上離され、そのことにより交通料金値上げなどに不満は鬱積し、又ワールドカップ開催にしても、社会インフラの整備の期待を裏切られ続けたまま、今の抗議の声の拡散がある。

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一方でリオのように都市の規模の小ささによって、ファベーラとその他のエリアが入り混じった所では都市の構成、隣人感覚、身近さの不安・不安定等に加え、治安部隊の介入、さらには大企業の土地漁りがかぶさって、過度の軋轢、悲惨な事態ともなっている。

政府与党の失政や無力も問われてもいるし、貧困層の、教育の底上げや、法律的知識のなさへのアプローチも重要、ブラジルでは初めての左派政権なのだが、次の選挙ではゆり戻しが起こるかも、とのこと。

居住や生存権をめぐっては、ロニックさん自身の国連での経験も踏まえられ、運動の方針方向への話も出ていたが、日本と、運動で特にベーシックな違いがあるとは思えなかった。

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↑(ロニックさん作成のパンフレットより)


ただし、パンフもカラフル明るかったが、ロニックさん自身あかるくきっぱりしている。

ブラジル人の気質機転ともかかわろうが、サッカーはサッカーで好き、ワールドカップ反対派でもそうであり、大会開催中は外国人を歓待、ワールドカップの期間中、ちょっと運動は休みであったようで、後、ロニックさんの個性、主張は、結構活発に行われた質疑応答の部分でより大きく発揮されたんじゃないのかな。

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ワールドカップやオリンピックについては、三段階の説明をしておられた。

ナショナリズムのイベントとして行われ、スポーツのイベントとして行われ、さらにそれに乗っかるグローバルなものとしても行われる。FIFAによって、都市に強いられた例外状況での法やルールが、一般化されていく過程にもなる。

グローバル企業批判をしつつも、ナショナリズムにも悪いところはある、と。

その言い方、ニュアンスからすると、後進国の国威示して締め付けん的ものへの批判なわけだが、白人優越、開発独占、植民地主義的なものへの抵抗としてのナショナリズムまでは、否定はしないんだろうな。

ブラジルの歴史における旧宗主国ポルトガルとの関係もあって、さらにドイツやイスラエル企業の独占の話もしていた、ロニックさん自身はユダヤ人でもあるが、ブラジルの風を運んできてくれたフェリッペと通訳のペドロにも、感謝しなければならぬ一日でした。

そこにどのような日本のテイストが混じりえたのか、午前中の霞ヶ丘への訪問もあったようですが、全部は参加してないので、この辺で。 (H)

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■追記
午前中にはオリンピックスタジアム新設予定の国立競技場周辺を訪れ、立ち退きが宣言されている野宿テント住民や、都営霞ヶ丘アパートの住民たちと交流、1964年に建てられた霞ヶ丘アパートのお部屋の視察もされたロニックさん。

そのお話の全貌は、50人だけではもったいないので、反五輪の会でパンフレットにまとめる予定です。

リオ五輪でますます深刻化するファべーラ排除の問題に、東京からもひきつづき注目しよう!


■参考
ラケル・ロニックさんのblog
World Cup and Olympics: The Show and the Myth

2014反五輪文化祭やるぞー!

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2014年9月7日(日)18:30~
渋谷ハチ公前広場にて


 反五輪の会は、2020東京オリンピック開催決定1周年の9月7日(日)、「オリンピック反対」をテーマに「2014反五輪文化祭」を開催します。

 一年前の9月7日に「TOKYO」という声を聞いてから、いろんなことが、びっくりするほど悪い方に傾いて行っているよね。

 霞ヶ丘アパート立ち退き、国立競技場周辺からの野宿者追い出し、秘密保護法、監視社会化、公共空間を奪う都市再開発、警察権力の強化、戦争への煽り、外国人労働者からの搾取、被災地の工事費高騰、まさかのカジノ…わずか1年で、一気に現実のものとして目の前に突きつけられている。目の前にあるのに、見えなくされている。

 ギャーと大声で叫んで、悪夢を蹴っ飛ばしたい。悪夢の中で、はっきり目を覚ましていたい。ぴかぴか光る五つの輪の裏側に、隠されちまわねーぞ、引っぱり出して見ているぞ、それについてわあわあ語るぞ、黙らせられねーぞ、そんでみんなで聞いてるぞ! という文化祭をやりたいです。

 だってみんな、オリンピックなんて来なくていいと思ってるよね。「オリンピック、やってる場合か?」って、思ってる。けどなかなか言えない感じがすごくイヤ。五輪同調圧きもい! 文化祭では言いたいことどんどん言っちゃうよ。ハチ公前広場に集まって、見て聞いて語って歌ってけろ! 反五輪をテーマにした作品、持ってきて。パフォーマンスも大歓迎。


※雨天中止です
→ツイッターにてお知らせ予定
反五輪の会のツイッター @hangorinnokai
反五輪デモのツイッター @hangorin_demo


【追記】共同炊事に参加してみませんか?

五輪で被害受けるって、ピンと来ないかもですが、五輪開催が死活問題にダイレクトに直結するのは、野宿生活者だと、反五輪の会は考えています。まだ招致活動の段階の2013年3月にも、IOC来日の際、代々木競技場周辺で排除が起きています。 また現在、国立競技場周辺でも、排除の動きがあります。

そこで、2014反五輪文化祭は、山谷と渋谷の共同炊事と提携。文化祭の前日の渋谷、文化祭当日の山谷、共同炊事に参加してみませんか?そこで出会う人たちは、都市再開発の名のもと、居場所を奪われる人たちでもあります。

寄せ場に関心があるけどなかなか行けないという方、この機会にぜひ。当日は反五輪の会メンバーもいます。

共同炊事日程

9月6日(土)午後4時
場所 渋谷・美竹公園
渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合
ツイッター @shibuyanojiren

9月7日(日)午後2時半
場所 浅草・山谷堀公園集合
山谷労働者福祉会館
ツイッター @sanyadesu

2020東京五輪 「会場見直しおよび都外よりの誘致話」一覧(2014.8.6現在)

 当初の競技会場計画見直し、および被災地等からの競技等誘致希望を一覧にしました。2020東京五輪は、「東京都」だけの問題ではありません。サッカー予定地の一つ札幌市は、2026年以降の冬季五輪招致の動きがあります。

コスト削減のための既設会場活用、といえども、五輪に対応するためには相応規模の「改修」「増設」が必要になります。その膨大なコストの負担は?五輪終了後の維持費は?なかなか見えてきません。

そのほかにも、地域住民の生活や環境などへの影響はどうなるのか。地域、勤め先、学校などで、五輪への協力を求められるのか。地方税値上げや福祉水準の低下の可能性等々、懸念される材料は少なくありません。

それぞれが暮らし、働く地域の自治体に、粘り強く反対の声を届けていきましょう。(R)

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7月29日、再び、国立競技場周辺の野宿生活者の排除について、JSCとの交渉

7月9日に続いて、7月29日にJSCと「国立競技場周辺で暮らす野宿生活者を応援する有志」として交渉を持ちました(http://hangorin.tumblr.com/post/92963892801/7-9-jsc)。交渉に参加した反五輪の会メンバーからの報告です。

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7月9日、国立競技場周辺の野宿生活者の排除について、JSCとの交渉の場を持ちました

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先日7/1にお伝えした「JSCが国立競技場周辺の野宿生活者の排除に動き出しました」 の続報が届きました。

以下、国立競技場周辺で暮らす野宿生活者を応援する有志からの報告です。

※写真は、説明会が行われた7/9の国立競技場

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独立行政法人・日本スポーツ振興センター(JSC)より、新国立競技場建設工事(2015年10月着工予定)にともなう下水管工事の説明会のようなものを設定したいという連絡があったため、7月9日(水)夜、国立競技場周辺で暮らす野宿生活者有志、支援者有志、総勢約30名で、とりあえず話をしに行くことにしました。

場所は5/31の「SAYONARA国立」イベント後、閉鎖されている国立競技場の1階ゲートの庇(ひさし)の下。設備の取り外しなどはすでに始まっており、仮囲いで囲まれた吹きさらしの一角で、19時から始まりました。

JSC側からは、新国立競技場設置本部 総務部運営調整課長・高崎氏、新国立競技場設置本部 総務部長・斎藤氏他、発注担当者、設計担当者の役職者を含み約10名。設計会社から4名の総勢14、5名が参加。前半は高崎課長、後半は齋藤部長が説明に当たりました。

JSC側は、最初から、前回7/1と同じ野宿の方の小屋のある場所がスッポリ工事範囲に入った図面を貼り出し、「このまま工事を進めたい」と臆面もなく話を始めました。前回のやりとりの中で、これは都有地で暮らす方々の生活を壊す工事であり、再検討するよう伝えてありましたが、「変更はない」「移転をお願いしたい」と繰り返すばかり。

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霞ヶ丘アパートを考える会が発足


新国立競技場建設によって移動を強制されている都営霞ヶ丘アパート。7月15日、住人らと支援者たちが、追い出しの中止と住人が意見する機会を設けることを舛添都知事に申し入れし、都庁で記者会見を開いた。(http://goo.gl/kHfzuF

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【July 19th:Symposium】Guest speaker: Prof. Raquel Rolnik from Brazil

Urban Gentrification Eats People’s Life
The Eviction Caused by Mega Sport Events: the Olympics and World Cup

Guest speaker: Prof. Raquel Rolnik from Brazil http://raquelrolnik.wordpress.com/
(in Portuguese/Japanese) 

#英語(ENGLISH)

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「JSCは追い出しヤメロ!」

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7月5日、国立競技場を囲むアクションに参加しました。(http://goo.gl/dCaHd9

国立競技場周辺で暮らす野宿生活者を応援する有志、による超巨大バナーが凄かった!!。image

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【シンポジウム】7.19「人を喰う都市再開発~オリンピック、W杯などのスポーツイベントによる排除~」 ゲスト:ラケル・ロニックさん

ブラジルで何が起こっているのか

サッカーW杯への抗議運動の背景にあるもの

ブラジルから研究者ラケル・ロニックさんをお招きして

★追加情報→http://hangorin.tumblr.com/post/92058580611/7-19

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ENGLISH→http://urx.nu/aeBj

 

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『GOODBYE NATIONAL STADIUM FOR THE FUTURE』撮影・編集 青山真也

2014年5月31日、国立競技場取り壊し前の最後のイベント『SAYONARA国立­競技場ファイナル”FOR THE FUTURE”』を訪れた一人の女性。彼女は国立競技場に隣接する都営霞ヶ­丘アパートの住人である。
この霞ヶ丘アパートの住民は国立競技場建て替えに伴い2016年までに立ち退くよう通­告されている。

JSCが国立競技場周辺の野宿生活者の排除に動き出しました

 
反五輪の会では昨年から、都内各地の野宿生活者有志、支援団体・個人有志と共に、国立競技場周辺で暮らす野宿当事者を応援する取り組みを行なってきました。本日7月1日、仲間から緊急レポートが届きましたので掲載します。ご一読を!

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